一人百首:1
飽きっぽい性格はいつの頃からだろうか。
昔から趣味が長続きしたことがない。熱しやすくさめやすいという言葉がしっくりくる。日記を書くのは好きだが、一年書き続いたためしがない。
周りではゲーム好きの友人が多かったが、一人でやっていてもつまらない上に、もともと苦手なのか面白くなる前に根負けすることが多い。そうなると「神の視点」というか客観的に自分を見てしまう。(自分が熱中していた世界は1と0でプログラミングされたものなんだな・・)こう気づくともうどうでもよくなる。
岡本太郎は野球に興味を持てなかったらしい。大の大人が打ったり走ったりして点を稼ぐことが見ててつまらなかったんだとか。
みうらじゅんは「マイブーム」というものを作ったが「クソゲー」や「ゆるキャラ」というものは個人の範疇を超えて世間一般の言葉になっている。
Tシャツ、スマホ、髪型、ペットボトル、、、、。自分が当たり前としている日常・文化もそもそもは「ブーム」から始まっている。一時の流行も伝統も大差ないかもしれない。
飽きるといものはフットワークも軽くするが時には継続することで新しいおもしろみも見つかるかもしれない。
とりあえず「飽きる」か、短歌が百首たまるまでは続けたいものである。
「裏窓」の 洒落た会話を 聞いている 孤独な冬に 孤独な朝に