utsurobune’s diary

短歌を発表してます。

コーヒーブレイク:5

はいどうも、コーヒーブレイクのお時間です。

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今週は週末になって春の嵐が吹いてますね。雨と風にお気をつけください。

では今回も振り返りましょう!

40:怒りについて。今週は感情についての話が多いですね。

41:作品の作り方について。ジャンルによってズームで作るかワイドで作るかの違いですね。

42:感情について。元は喜びと楽しみって似てるよねてきなことがいいたかったんでしょう。

43:架空映画について。意味ない嘘ですよ。多分俺はサイコパスなのでは。

44:孤独について。今週は感情についての話が多いですね。

45:没ネタ発表会。今週はなんか謎のコーナーも多いですね。

46:怖い話について。感情についての話の〆ですかね。

じゃ、今週最後の一日やっていきましょーぅ。

一人百首:46

ずっととあるSNSで怪談の生放送をしている。前にも書いたかな。常連の人が一人いて、黙って話を聞いてくれている。子どものころから怖い話が好きだった。今でも変わっていない。いまだに子守唄の変わりに稲川順二を聞いている。恋の話より経済の話よりスポーツの話よりおいしいものの話より怖い話好きである。三度のめしより怖い話好きである。「三度の飯」っていう怖い話があったら聞きたいけども。

誰でも一つや二つはストックがあるものだし、昔なら学校の怪談、今なら意味が分かると怖い話というように時代に合わせて形態を変化させて生き残っている。ここまでジャンルとして定着しているのもめずらしい。日本人らしい協調性と落語からくるしゃべりの文脈の流れがあるのだろう。怪談のほかで話す内容には物語性がない。そして目的が共通していて、その範囲内で怖がらせ方の技術が存在する。他の話と違ってある意味の芸能なのだろう。

最近ずっと伊藤潤二コレクションというアニメを見ている。これが抜群に面白い。恐怖の内容がリアルじゃなく、幽霊というより妖怪のようなシュールな存在なのだ。そしてそのシュールななかにも物語性があり、内容が濃いものになってくる。ただ、アニメを見ていると怖さの中にもツッコミどころがありまくるのだ。ばったばた人が事故死するサーカス、隣から独特のセリフ回しで呼びかけるおばちゃん、周りが全員仮面をつけているなか一人全裸のおばさん、などなど。でてくるシチュエーションが(演出が)違っていたら完全にコントであるが、物語の中では不気味な存在となっている。笑いと恐怖は紙一重なのである。

怪談は非日常の存在だ。日常であるとしたらそれは特別なものではもはやない。非現実のものを扱う一方で、リアリティは保たなくてはいけない。完全に嘘の話だと分かったら単純なお話になるからだ。また、登場人物にとっぴなキャラクターは必要ない。人間性はノイズとなって恐怖感が薄れるし、できるだけどこにでもいるAさんBさんにしたほうが、聞く側が感情移入しやすくなる。けっこうめんどくさいものだ。

意味がわかると怖い話、というものが多い。これはいわゆるパズル性のあるものだ。(暗号など)有名どころだと「スクエア」というものがある。山荘で順番にぐるぐる回って・・というものだ。この話の仕掛けは問題の謎が分かったときのぞわっとするひらめきを恐怖と錯覚したことによって起きるものだ。

スティーブンキングはホラーの帝王であるが、アメリカの文学界では重鎮となっている。キングの物語のキーワードは「絶望」だという。ITでは子どもに対する現実の殺人犯が、キャリーではいじめによる孤独が、ペット・セマタリーでは愛する家族を失うことが、人間の持つドラマ性を引き出しそのドラマから成る恐怖感を倍増させる。

ゾンビ映画の原点、ナイト・オブ・ザ・リビングデッドでは人種差別問題が克明に描かれ、救いのないラストはまさに絶望を象徴している。大ヒットドラマ、ウォーキング・デッドの原作者はゾンビは人の形をした死のメタファーとなっている。誰しも死を内心恐れる。腐乱した死の存在がゆっくりと近づいてくるものはまさに人間の恐怖を象徴する。また群集によって個人が喪失するという恐怖も恐れる。

しかし同時にこうも語る。ゾンビを倒すには銃は必要ない。首を傷つけることで倒すことができる。ゾンビ映画は死を克服する映画であるのだと。

意外にも深い話である。

君と会って 孤独が嫌いに なりました 怖くもあるし どうしたらいい

今週の花、今日の猫:5

どうも、園芸職人うつろぶねです。

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手短にいきますよ。今週の花、今日の猫!

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はい、時間もないので写真が逆なことにも気にしませんよ!

パンジーがいよいよ咲きました。白色です。思ったより中の黒色がなかったです。マラコイは葉っぱを切って模索中です。ミントがちょっと根を出しました。

嵐になりそうなので全部部屋の中です。これもまたよし。

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鎮座

また来週!

一人百首:45

今日は趣向を変えて、没ネタを披露したいと思う。

現在作っている短歌が88個あり、その中でそこまでよくはなかったなと思うものが何個かあるため、それを発表する。

・中学の 頃から苦手な 真正面 パンチの種類が 全てじゃないけど

直球の言葉が苦手な自分について書いたもの。あまり面白くないから没。

・三角の ぼうしを被り 笑いながら 権力がうちの チャイムを鳴らす

同調圧力について書いたものだろうか。だろうかって何だよ。

・この世には ○○と言う名が 多すぎる ジョンも多いが レノンはいない

同じ名前が多い人について書いた歌。本名が出せないし伝わりにくいから没。

・ポケットに 詰め込んだまま だった君を 忘れて洗濯機に かけてすまない

心の旅という歌で「眠りについた君をポケットに詰め込んでそのまま旅立ちたい」というものがあって、その先でポケットに詰め込んだ恋人を忘れて洗濯機で洗ったというもの。シュールだけど微妙。

・ほっといても 雪は勝手に 降るはずで 部室の窓の そばの椅子より

雪についての歌。そこまで面白くないから没。

・もう恋の 短歌は書かない そのかわり これまで以上と お約束する

決意がみなぎっているが没。

・なんとなく 今年はよいことあるごとし ライオンサルト はれて風なし

石川啄木の歌に、1.4東京ドーム大会でクリス・ジェリコが放ったライオンサルトが鮮やかだったため生まれたもの。パクリなので没。

青行燈:5

どうも階段士、もとい怪談士のうつろぶねです。今回も青行燈のコーナーがやってまいりました。

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今回も知人から聞いた怖い話を話していきたいと思います。

 

この話は授業で「異界」について取り上げたとき、班の一人のメンバーが言っていた体験談です。

彼女は両親と兄と4人暮らしをしていたそうです。前は兄と一緒の部屋を使っていたそうでしたが、中学に進学するタイミングで別々の二階の部屋を使うようになったといいます。また、彼女はそのときにあるルールを作ったそうです。思春期に入りかけてきた頃、彼女の部屋に家族が入るときはかならずドアをノックするように言ったそうです。

ある木曜日、彼女は部活が休みで早く帰り、部屋の中でゲームをしていたそうです。父親は仕事、母親はスーパーへ買い物、兄は部活と一人の時間を有意義に楽しんでいたといいます。ベッドの上に横たわってゲームをしていると、

コンコンとノックの音が聞こえてきたといいます。家族が帰ってきたと思った彼女はドアを開けたそうです。しかしそこには誰もいなかったそうです。一応リビングや兄の部屋をのぞいて見ましたが、誰もいなかったそうです。気のせいかと思った彼女は再びゲームに戻りました。すると、またコンコンとノックが聞こえてきたそうです。今度こそ帰ってきたと思った彼女は、はーいと返事をしながらドアを開けました。しかし、やはりそこには誰もいません。

不審者かな、と怖くなった彼女は鍵を閉め、布団の中にくるまって家族が帰ってくるのを待ちました。すると、またコンコンとノックの音がしたそうです。怖くなってきた彼女は無視することに決めました。すると、ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンと、ノックがものすごい勢いで聞こえてくるのです。怖くなった彼女は布団の中で耳をふさいで、ただひたすらにおびえていました。

すると音がやみ、しばらくしてまたコンコンとノックの音が聞こえたのです。またきた!と思った彼女に緊張の糸が走ります。すると、ガチャっとドアが開く音がします。そして、自分を呼ぶ声がします。そこに立っていたのは自分の兄でした。兄にさっきまでの出来事を彼女は話しましたが、夢でもみていたんだろうと取り合ってくれません。

信じてもらえずに残念に思った彼女でしたが、兄の顔を見て安心し自分でも夢を見ていたのかもしれないと思うようになりました。安心して布団にもぐり、もういちどゲームをやり始めました。するとまたノックの音がコンコンとします。晩御飯かなと思い、彼女はドアを開けました。

しかし、再びそこには誰もいません。しかもノックの音が再び聞こえ始めているのです。しかもよく耳をすませるとドアのほうで鳴っているのではないのです。その音をたどると二階の窓から、コンコン、コンコンと音がしていたのだそうです。

 

怪談のコーナー、青行燈でした。来週もお楽しみに。

一人百首:44

寂寥感っていう言葉を急にふと思い出した。意味はわびしい、さみしいことを指す。「TSUNAMIのような侘しさ」ってなんだろうと考えていた時だった。なんとも物悲しい孤独の描写を日本独特の凄まじいエネルギー量で表している。普段聞いていると耳障りの良さだけで聞いてしまうが、この単語で表すと意味がぴったりくる感じがする。

最近寝付きが悪い。

朝早くに起きなければならない、早く寝ないとと思うごとに焦り、余計に眠たくなくなってくる。必死に目をつぶる。意識は覚めているから色々なことを考える。考えているうちに議論は白熱する。机の上だとまったく考えが進まず、ベッドの上だと色々考えてしまう。なんとも矛盾した使い方だ。あるいは周りの音の静かさに気づく。普段は意識しない孤独感に気づく。ネットを使えば使うほどその感情は濃くなっていく。まるでジグソーパズルの中に正方形のピースをむりやりねじこんだように。

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チャーリーブラウンのもとにスヌーピーがやってくる。「真夜中に目が覚めて何もかも絶望的に見えて、まったくひとりぼっちで・・」刻々とスヌーピーの気持ちを慮るチャーリーにスヌーピーが言う。「夜食のクッキーない?」

友達と話しても、家族がいても、女子と話しても、仕事が楽しくても、ブログやツイキャスで人と話しても、埋まることはないらしい。人間だけじゃなくどんな生物もある程度の群れをつくって暮らす。そのほうが生活しやすいからだ。ガンジーヒトラーも一人であれほどのパワーを持つことはできなかった。そのかわり、人はどこまでいっても孤独だ。どんなに親しい人でさえ完全に理解することはできない。こう考えると人間はえんえんと堂々巡りをしたまま生涯を終えるような気になってくる。

あるエッセイを読んだときもそんなことが書かれていた。その人は孤独を病気の一種と勘違いしていたらしい。高校生の時分に孤独感に苛まれ、家族との距離は離れ友人は少ない、布団の上で足をばたつかせてやり過ごすしかなかったという。しかしそれから30年後の今でも孤独心がごくたまにやってくるという。

瀬戸内寂聴さんは人はもともと孤独な存在だという。孤独だからこそ暖かくなりたい、一つになりたいとしてセックスするという。しかし「同床異夢」という言葉があることを話す。床を同じくした恋人でも夫婦でも、見る夢は異なる、というもの。また「生ぜしもひとりなり、死するも独なり、されば人と共に住するも独なり。そいはつべき人なき故なり」という言葉も紹介されている。

こんなことを思っているのが一人だけじゃないと思うことで少しその孤独感が薄まれば幸いである。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6221508

砂糖のない ホットミルクは うまくもない ミルクカゼイン 張る3時半

最近聴いた曲じゃNight:5

はいどうもー。DJうつろぶねですー。今週もやってきました「最近聴いた曲じゃNight!

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このコーナーでは友人・知人・読者の方からいただいた曲を紹介していきたいと思ってます!

さっそくいきましょう!今回は26歳・男からいただいたこの曲、pekoで「

the boy flies in the mid night」です。どうぞ。

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