utsurobune’s diary

短歌を発表してます。

一人百首:13

消極的な性格だ。図工の時間に一番それを感じた。作業するスピードは全体の中でもかなり早い。絵にしても工作にしても課題を与えられるとチャッチャとやることを終わらせてあとはぼーっとしている。芸術というより、どちらかというと作業だ。向上心がないともいう。制限時間を最大限に活かしていいものを作ろうという気分がないのだろう。

あまった時間で遊んだりっていうことなんかも特にない。可もなく不可もないものを作っておーわり、である。非常にさっぱりした絵とぼんやりした小学4年生が残るだけである。

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あれから10数年。

ちょっと積極的になっている。

それもこの1月から。

ブログもやったことなかったし、twitterもやったことなかった。これだけで急成長である。一人でツイキャスの配信もしている。花も育てたい。サウナにも行ってみたい。サーフィンもしたい(友達でやっている人がいる)。

いい兆候である。

基本的に休みの日は家具の一部となり、オブジェと化している自分である。

全体的に3つのきっかけがあった。

1つは友達の影響だ。話す内容がむっちゃつまんないし、かなり天然な友達がいる。なんなんだよこの人・・・と思いながら話を聞いている。だが唯一尊敬する部分がある。行動力だ。カップルだらけの遊園地に単身突入する。小学生程度の画力で漫画をSNSにアップする。小学生のピアノコンクールに保護者でもないのに顔を出す。下手したら逮捕レベルである。そのアグレッシブさは素直にすばらしいと思う。

2つ目は応援してくれる人の存在だ。自分が新しいことに挑戦したり、やってみたことを報告すると純粋にしっかり喜んでくれるひとがいる。その人が新しいことをやることにも刺激を受ける。

一回友達の似顔絵を作ると画力について懇々と説教され、まじめに描いていないのに報告したことについてやる気アピールといわれたことがあった。そいつの似顔絵はもう二度と作らないことに決めた。

3つ目は本に書かれている内容だ。夢について書かれた本で、こう書いてあった。

「ガッカリしろと。次から次とガッカリしなさい。ダメだなと思ったら寝て、布団の中で夢を見るのがおすすめです」

自分はガッカリしたことはなかった。図工の時間に雑~に作品を作って可もなく不可もないものを作ってきたように熱中はしていなかったからだ。

この1月に本で読んで、ガッカリし続けてきた。たぶんまたガッカリすると思う。それもまた良し。

来週からこのブログでガッカリしそうなことをする。喜んでいただけると幸いである。

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