utsurobune’s diary

短歌を発表してます。

一人百首:17

アレシボ・メッセージというものがある。1974年に宇宙に送信されたメッセージで、2進数列、つまり0と1によって書かれた文字だ。内容としては1から10までの数字や、地球の人口、太陽系の絵などが書かれている。

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この電波が目標地点である星に届くまでは約2万5千年かかる。当然返事が返ってくるまでは同じくらいかかる。往復で5万年かかる連絡で、返ってくる見込みはあまりないだろう。

 

オワコンという言葉がある。

年末年始になると、トレンド予想というものが雑誌に多く載せられる。いわゆる来年の先取りというものだ。あたったものもあるし、外れたものもある。人気が出るという情報から人が注目して人気がでるものもある。そんな世間の予想を上回って意外なものが人気を得たりする。わからないもんだ。

どんなジャンルのものであれ。予想はしがたいと思う。もっともそれは運まかせでかまわないという意味ではない。最大限の努力をした時にのみ、それが訪れるというか。ボクシングでいえば精一杯練習をしなければラッキーパンチはあたらない、ということである。特に数字で表すことができないものなんかは特にである。

時期・周期的に人を寄せるものがあるのかもしれない。世間でいう「モテ期」というのもそういうことなのだろう。フィーリングというか、人を寄せ付ける「なんとなくいい」というものに説明付けをするのは難しいというか、あんまり意味がないように思える。ひとついえるのは打席に立つ、回数を重ねることでその確率を上げることはできるかもしれない。

人気というより人間の心もよく分からない。普通とか常識という尺度で考えるのはよくない。その人にとってどうだったかを考えよう。些細なことがどうしても許せないこともあるし、その逆で周りから見ればどこがいいんだろうという人の人気があったりする。

昔好きだった女の子からの連絡が急になくなったことがあった。まさに生き地獄である。今になってみると馬鹿みたいだが、本気でそのときは何かの事故か病気にあったんじゃないかと考えた。あるいは他に好きな人ができたのか。それとも自分に短所があったのか。2~3ヶ月くらいかかっても頭から離れることはなかった。

そんなときに「UFOが釧路に降りる」という本を読んだ。主人公は急に何の前触れもなく姿を消した妻を持つ夫。奥さんにも理由があり、主人公もそれを受け入れる。主人公は休日に北海道で釧路へ向かう。現地であった人にそのことを話す。そして、そのときに起こった地震と、それを奥さんが気にしていたことを話す。現地の人は繋がっていないようで繋がっているのではないか、という。そしてその知り合いも奥さんが出て行かれたということを話す。その奥さんは数日前にUFOを見ていたという。その知り合いの人はUFOによって奥さんが姿を消したと信じている、という物語。

それを聞いてなんとなくすっきりした。これだけ悩んでも分からないなら仕方ない。僕の中ではその娘はUFOにさらわれたことになっている。マガジンミステリー調査班に助けてもらうほかない。

理屈でものを考えると、どうしても視野が狭くなってしまう。そもそも人の心自体なかなか割り切れないし、同じ考え方をしているわけじゃない。だから理不尽なこととか予期しないことがあった時にはそう考えてみると、違った見方ができるかもしれない。

ちなみに調べてみたところ2018年にはチアリーダーがブームになるらしい。

なるのか・・・?

中華屋の チャーハンについている汁に ケセランパセラン 3つ浮いてる